当院では患者さんが安心して安全な医療を受けられるよう、医療安全の視点から様々なことに取り組んでいます。
特に産科においては、お母さんと赤ちゃんを守るという重大な責任があります。
妊娠分娩では、ローリスクから突然ハイリスクへと移行することがあり、早い段階で異常を察知し適切な行動が取れるように、また急変時には素早く適切な処置・行動が取れるように、様々な取り組みをしています。
医療安全管理指針
患者様が安心して安全な医療を受けられる環境を整えます
医療の質と安全の確保を目的に、スタッフ全員で安全な医療現場を創ります
取り組みについて
講習会や研修会などに積極的に参加し、医療の質を保ちます
全ての分娩に新生児蘇生法を習得したスタッフが立ち会える医療体制を取れるように、当院の医療スタッフ(助産師・看護師)はみな「新生児蘇生法(NCPR)講習会」を定期的に受講するようにしています。
また、分娩時の母体急変時にも素早く対応できる体制を取れるように、医師・助産師を中心に「母体救命(J-MELS)講習会」を受講し、コースを修了しています。
そのほか、学会や研修会に積極的に参加することで、患者さんに安心・安全な医療を提供できるように努力しています。
インシデントレポート
医療現場で事故につながりかねないような、ヒヤリとしたりハットしたりした出来事をインシデントと呼んでいます。
これらインシデントを報告書としてまとめ、月に1度のスタッフミーティングで事例を分析し共有することで、医療の質の改善と事故の未然防止・再発防止だけでなく、職員への医療安全への意識を高めることができるように取り組んでいます。
お名前の確認
当院では、安全な医療を行うため、折に触れてお名前の確認をさせていただきます。繰り返しでの確認になりご面倒をおかけしますがご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
また生まれた赤ちゃんに対しては、赤ちゃんの取り間違えを防止するために、お母さんには腕に名前入りのリストバンドを、赤ちゃんにはお母さんの名前を足にマジックで記入させていただいております。退院後には自然に消えますのでご安心ください。
お薬手帳での薬剤の確認
患者さんが現在どのようなお薬を飲んでいるか、お薬手帳を確認をさせていただいております。
間違ったお薬の情報は治療に影響しますので、正確な情報を把握させていただいております。